たいら

簡単な紹介:7/24関空―北京―ウルムチ―カシュガル―カラクリ湖―204(スバシ)(3900m)―7/30BC(4500m)―C1(5400m)―C2(6200m)―C3(6900m)―8/11Peak(7546m)―来た道を順次帰る―8/16関空

C1-C2間のセラック帯:

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C2(6200m)すぐ上の斜面:

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C2からC3をめざして:

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C3-C2間での緩斜面:

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C1を眼下に、こん身の全装スキー(まつだ氏撮影):

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ムスターグ・アタとは、ウイグル語で「父なる氷の山」という意味らしいです。中国語では、慕士塔格峰といいます。カシュガルを出て3時間、土漠、砂漠の中に白き山々がそびえたちます。日本では見られない光景に、心動かされます。

BCで、司馬遼太郎『言い触らし団右衛門』と、横山秀夫『半落ち』という小説を読みました。上海在住十一年の梶田さんと、「アドベンチャー・ファクトリー」を埼玉で主宰されている林さんに、お借りした小説でした。大砂漠と雪の高峰の中、近世と現代の日本の都市に生きる人びとの生活に、小説を通して浸りました。新疆と日本の、あまりに異なる環境を目の当たりにし、頭がクラクラとしてきました。

いったい自分は何者で、ここで、そして日本に帰った後、何をしているのか/何をしていきたいのか、またわからなくなりそうでした。自分でも変に思うのですが、小説にどっぷりはまると、ピークなどどうでもよくなってくる感じがしました。でももったいないから、そして、ともに頂上を目指す松田さんがいましたから、行きましたけどね!

私の知らなかった世界を教えてくれた、さまざまの方に感謝しています。リーダー松田さんと京都雪稜クラブの各メンバー、私とほぼ同世代のガイドの馬継東さん、キルギス人のポーター、ロバ方のキルギス人家族、梶田さん、林さんご夫妻(みなさん登頂しました!)たち。そしてこのウィキをメンテナンスしてくれている、杉田君。出会いの「場」があることは、大事ですよね。

林さんの主催されるAdventure-Factoryのページへ→http://www.adventure-factory.com/top.html

私は、山がすきとは言いながらも、山と人に出会うことを求め続けているのかもしれないと思いました。

経済的「先進国」から来た日本人に、金で雇われ遊びの手伝いをした中国の方に、我々の行為はいったいどう映ったのでしょうか。世の中の不平等。自問してしまいます。それを知りつつ、あなたはまだ遊ぶのですか。はい、遊びます。でも、すこしは、その不平等を緩和するためにも、力を出したい。仕事を通じて。いったいどんな仕事? 研究。書くこと。言葉の、人に与える力の可能性を追求していくこと。

一人の人ができることなんて、ほんとにちっぽけなんだ。だけど、旅をしたり、小説を読んだり、自分で文章を書いたりすることで、人とつながっていきたい。北大や、恵迪寮や、山スキー部でやってきたことは、きっと今につながっている。山旅は人をセンチにさせる。そんなことを考えながら、私はこれからも旅を続けたいと思っています。シーハイル!

登山情報:?思い返してみると、アイゼンを一度もはかなかった。アイゼンとピッケルは、C1にデポ。ムスターグ・アタは、スキーに最適の7000メートル峰です。?明らかに、天候は7月中のほうがよかった。8月は降雪が頻繁にあった。


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Last-modified: 2009-07-22 (水) 00:00:00 (3499d)