パラダイスヒュッテが1994年に再建され、3月に手稲パラダイスヒュッテ再建期成会から北海道大学に寄贈されてから10年が経過しました。ヒュッテの管理に当たっては、この10年の間に様々な試行錯誤があり、また、新たに追加された取り決めや,時の流れと共に現状にそぐわなくなったり、なおざりになってきた点も多々あるようです。
そこで、この際ヒュッテの管理に関するもろもろの取リ決めや手引き、あるいはマニュアル全てを見直して整理し,今後のパラダイスヒュッテの管理に役立たせることにしました。
北海道大学に所属するパラダイスヒュッテの管理者は、当然のことながら北大です。毎週の土・日に行っている小屋番は大学が北大体育会山スキー部に委嘱しております。しかしながら,現役は無意根小屋と二つの山小屋の維持管理は難しいことにくわえて、ヒュッテ再建の経緯から,学務部の了解のもとに、北大山スキー部のOB会である北大山とスキーの会が山スキー部にかわって小屋番などを行っております。そこで、その責任者として山スキー部の顧問教員(部長と称す)が自主的にヒュッテの管理責任者となり,山とスキーの会で選任された小屋番割当・水道管理・薪入れ実施などのヒュッテ管理に必要な実務の担当者と共に、北大ワンダーフォーゲル部OB会の協方を得て、学務部学生支援課と連携を取りながら自主的にヒュッテの維持・管理に当たっております。
なお,ヒュッテ敷地を含めた周囲の山林は王子緑化(株)の所有地であり、北大が無償で借り受けていることを十分配慮して利用していかなければなりません。
以上は、その原本のフロッピーディスクを管理責任者が保管しています。
新たに下記事項を集成した「手稲パラダイスヒュッテ管理マニュアル」を整備し、ヒュッテに常備しました。管理責任者である山スキー部部長は、今後毎年見直して上記マニュアル集を適宜更新し、山とスキーの会によるヒュッテ管理に万全を期します。
初心者は学習に努めて充実した管理去を速やかに取得して下さい。
ヒュッテ利用に当たっての注意事項であり、小屋番として当然知っていなければならない事項です。